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ガソリンが高いなぁ。
ロシアがウクライナに侵攻して以降、どんどん上がってるよね。
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ガソリン高騰の動きを受けて、政府は、石油元売り会社に支給する補助金の上限を、現在の「25円」から「35円」に引き上げる方向で調整に入ったそうですよ。
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現在の、レギュラーガソリンの平均価格は、「172円」程度らしい。
ウチは、4日前の「2022年4月18日」に地元(福岡県宗像市)のガソリンスタンドで入れたんだけど、その時は「164円」だった。
全国平均と比べても安い地域だと思う。
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でも、このところ、ずっと150円以上ですので、以前がどうだったのか、あまり覚えていませんよ、、、
私の場合は、仕事で車も使用しませんし、乗っても短距離の移動ですから。
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仕事の通勤や、買い物程度にしか車を利用しない人なら、そうなんだろうけど、観光バスやタクシー等、営業車として使っているところは、燃料の価格に敏感だろうね。
なにせ、利益に関わることだから。
ウチも、過去のガソリンのレシートを確認してみたんだけど、約1年前、「2021年4月15日」の価格が「143円」
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さらにその前、約2年前、「2020年4月27日」の価格は、「126円」だった。
全て同じガソリンスタンドのレシートだ。
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126円!!
現在の価格と比べて、40円程度違うのですね。
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それもさ、現在は、1リットルあたり上限25円の政府の補助金があっての価格だから、実際にはもっと上がってるよ。
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この価格高騰はいつまで続くのでしょうか??
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どうなんだろうね。
新型コロナウイルスの影響、また、ウクライナ情勢、様々なことが原因になっているみたい。
このところの円安の影響もあるだろうし。
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こういうガソリン価格高騰の時のために、「トリガー条項」というものがあるんだけど、現在は凍結されているからなぁ、、、
つい先日、トリガー条項の凍結解除も、今回は見送ることになったようだし。
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「トリガー条項」ですか??
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「トリガー条項」というのは、ガソリン価格が上がった時に、「ガソリン税」を安くする仕組み。
「ガソリン税」は、元々、「地方揮発油税 4.4円」+「揮発油税 24.3円」、合わせて「28.7円」だったんだよ。
ところが、道路整備計画の財源が不足する状況になっちゃって、それを埋め合わせするために2008年に増税されて、「53.8円」になったの。
この増税を受けて、2010年に、ガソリンの小売価格が「160円」を超え、それが3ヶ月間続いた場合は、増税分は停止するという仕組みが設けられてさ、これが「トリガー条項」だよ。
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「160円」を超え、それが3ヶ月間って、、、
現在の状況は、この増税分を停止する条件を満たしていますね。
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2010年に、この決まりを設けたんだけど、2011年に「東日本大震災」が起こってさ。
震災の道路の復興にもお金がかかるし、この「トリガー条項」は、しばらく凍結することになってたんだよ。
それが、ここのところの価格の高騰で、「トリガー条項」の凍結を見直すべきという話になってる。
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現在の補助金「25円」についても、この2008年時の増税額をベースに決められたものだな。
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では、この「トリガー条項」を発動させ、元のガソリン税「28.7円」に戻すことができれば、補助金を出さなくても現在と同じ価格帯になりますよね。
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理屈はそうなんだけど、トリガー発動での減収が大きいので、今のところは補助金でしのごう、、、という考え方なんだろう。
ウクライナ情勢が落ち着いたら、価格も下がってくる可能性もあるしさ。
一度、トリガーを発動させちゃうと、その後に、改めて増税というのは難しいだろうからさ。
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その辺りのことを天秤にかけての判断ということですね。
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ともかく、ガソリン価格が、早く落ち着くといいんだけど、、、
▼ ガソリン高騰抑制へ補助金 上限25円→35円に調整
→→ ANNnewsCH(2022年4月22日)
▼ 【ガソリン補助金】上限額35円に引き上げの方針固める
→→ 日テレNEWS(2022年4月22日)
▼ 【ガソリン高騰】いつまで?物価高も?冬に向けてどうなる?専門家と議論
→→ 日テレNEWS(2021年10月21日)
▼ 原油価格高騰 消費への影響は ~ウクライナ情勢や価格抑制策の効果は?~
→→ TBS NEWS DIG Powered by JNN(2022年1月31日)
▼ 【トリガー条項】凍結解除 当面見送りで合意
→→ 日テレNEWS(2022年4月19日)
▼ トリガー事実上の先送り 玉木氏に「利用されただけ」と批判、自民からは「連立入り」の声も
→→ TBS NEWS DIG Powered by JNN(2022年4月20日)
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