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「10月16日」に行われた「東京レガシーハーフマラソン」で、世界記録が幻になったというニュースが出てた。
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「東京レガシーハーフマラソン」ですか?? 聞いたことがないですね。
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去年開催された「東京パラリンピック2020」のマラソンコースを活用したハーフマラソンの大会で、今年、初めての開催だったそうだ。
公式サイトには、以下の記載があったよ。ついでにコースの画像の載せておこう。
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この大会で、世界記録が出たんですか??
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去年のパラリンピックのマラソンで金メダルを獲得した「道下美里」選手が、視覚障害のクラスに出場してて、世界記録となる「1時間23分34秒」でゴールしたらしい。
でも、伴走者の方が、先にゴールしたということで、失格になったそうだ。
なんでも、ブラインドマラソンの競技規則では、「競技者が先にフィニッシュラインを越えなくてはならない。」と定められているらしい。
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なんで、そんなことに、、、
規則があるのであれば、伴走者の方も、先にゴールしてはいけないということは頭に入っていると思うのですが、、、
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ゴール直前で、指示が交錯してしまって、伴走者もどこがゴールか判らずに迷ってしまったらしい。
この大会には、招待選手、一般参加ランナー等、1万4000人が参加していて、同時にレースが進行していたため、「道下選手」がゴールする時間帯は、運悪くゴールする選手が多く混雑していたらしい。
「道下選手」は、視覚障害クラスの1位だったので、直前で配慮して他の選手とは違う空いた場所にゴールさせようと指示したみたい。
その指示が伴走者に上手く伝わらず、戸惑いながらのゴールになったようだね。
「TBS陸上ちゃんねる」で、ゴールの様子がLIVE配信されていたんだけど、そのゴールの様子を見ると、混雑しているのは確認できたよ。
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「道下」選手って、「視覚障害」の選手ですよね。
周りが見えないだけに、ゴール直前に指示というのは難しいと思うのですが。
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だから、伴走者も迷ってしまったんだろうね。
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これで世界記録が幻になってしまったんですよね。「道下」選手は現在、福岡在住ですし、注目はしているんですけど。
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「道下選手」は「T12」というクラスで、「1時間25分59秒」を切る記録であれば、世界記録と認定されるはずだったんだけど、結果は失格。
「1時間31分41秒」でゴールした「井内菜津美」選手が優勝となった。
「井内選手」は「T11」と更に生涯の重いクラスで、この記録も「世界記録」だ。
今大会は、「T11」と「T12」のクラスを合わせて行われたから、2人とも、凄い記録を出したというわけだ。
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「井内選手」の世界記録は嬉しいことですが、、、
「道下選手」については、こんなことで世界記録が幻になってしまうのは残念です。
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道下選手は、レース後に「こういうこともあります。しっかり力はついているということ」と話し、伴走者を全く責めなかったそうだ。
今回、初めて開催された大会だったので、試行錯誤をしながらの開催だったと思うけど、こういう部分はしっかりとして欲しかったなぁ。
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そういえば、2007年に大阪で行われた「世界陸上」でも、選手の宿泊施設の手続きの不備や、「競歩」競技で係員の誘導ミスがあって、主任は怒っていましたね。
過去の話題で取り上げていました。
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市民だけの大会ならいいんだけど、世界記録を狙えるような選手を招待して行う大会であれば、トラブルが無いようにしっかりと準備をして開催してほしいよ。
今回の件について、主催者側は、「どうしてそういうことになったのか原因を究明中。運営側の責任なら改善しないといけない。今後調査して対応したい。」と答えたそうだよ。
東京オリンピック翌年の今年、我々東京マラソン財団は東京レガシーハーフマラソンを開催いたし ます。国立競技場という東京オリンピック・パラリンピックのシンボリックな施設をスタート&フィニッ シュ地点に、形として残るレースを続けていきたいという気持ちがあります。さらにこの大会を機に走り始めました、という人が増えていくこともレガシーになると考えております。
東京レガシーハーフマラソン 完走シーン【国立競技場フィニッシュカメラ】
TBS陸上ちゃんねる【公式】(2022年10月16日)
【道下選手のゴールは動画の「47:30」前後です。】
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