先進国と途上国との間の「ワクチン格差」

７６回目の国連総会が、現在開催中だ。

第二次世界大戦後に発足した「国際連合」の総会で、１９４６年以降、毎年行われている。

今年（２０２１年）は、９月２１日から一般討論が行われている。

なんかニュースでやってたね。

ブラジルの「ジャイール・ボルソナーロ」大統領がワクチン接種を行わずに参加するとか、韓国のアイドルグループ「BTS」が国連本部でパフォーマンスを行なったとか。

そのブラジルの大統領だけど、２１日に演説を行い、ワクチン接種の義務化に否定的な考えを示したようだ。

世界各国で導入が検討されている「ワクチンパスポート」にも否定的みたい。

本人も、１度感染した経緯があるから、「ワクチンを接種しない」と公言しているようだし。

自分はいいだろうけどさ、もし感染した場合、周りに広げてしまうかもしれない、、、とは考えないのかな？？

大統領って、ただでさえ人に会う機会が多いだろうに。

職業がら、会う人も、家族などを除けば、各界の要人ばっかりだよね。

演説を行ったその日に、大統領と一緒にニューヨークを訪問していた「マルセロ・ケイロガ」保健相が、新型コロナウイルス検査で陽性と判定されたようだ。

なんか、不謹慎だけど、凄いオチがついた感じだよ。

あらら、、、

こんなことで、世界中のニュースになるぐらいなら、接種すれば良いのに。

ワクチン接種を義務化して、大変な病気だと不安を掻き立てれば、経済活動などが停滞しちゃうよね。

今の日本の飲食業や観光産業のように。

それを懸念しているからこその行動だろうね。

大統領がワクチンを接種すると、どうしても国民に与える影響は大きくなるだろうし、新型コロナは、「軽い風邪にすぎない」というような発言をすることで、経済面を回したいんだろう。

なるほどね。

経済を回そうと考えると、コロナウイルスの感染対策もある程度のところで妥協しないといけないし。

その妥協点が、日本をはじめとする他国と違うってことか。

もちろん、ブラジルだってワクチン政策を進めていないわけではない。

希望者には接種できるように政策を進めているし、多くの国民が接種を行なっている。

ただ、大統領の発言や行動から、ワクチン政策を進めていない国、、、みたいな感じで捉えられているけどさ。

やっぱり、新型コロナウイルスの収束の鍵は「ワクチン」か。

「ワクチン」についても、アフリカの国々の首脳から、厳しい発言が行われた。

先進国と、途上国とのワクチン接種の差についてのことだけど。

先進国は順調にワクチン接種が進んでいるが、途上国では、まだまだワクチンの確保や接種ができていないという「ワクチン格差」についの発言だ。

▶︎▶︎　先日の話題（２０２１年１０月２０日）で、日本では「３回目」の接種の検討に入ったことを話題にしたけどさ、、、

そうか、まだ１度も接種できていない国々もたくさんあるんだね。

そう言われると、耳が痛いんだけど、、、

接種の進む先進国だって、早く収束させて経済活動を回して途上国に援助したいという気持ちがあるだろうし。

あたしだって、感染が怖いから、早くワクチンの接種をしたいし、接種後、効果が減退するようなら、次を接種したいよ。

政府に対して「他国より早くワクチンを確保してよ、、、」って思うよね。

それを我慢して、「各国共通に配分して、接種を進めていきましょう」なんていう話は、よっぽど強力な指導者が出てこない限り無理な話だと思う。

ワクチンの開発に資金を出した国や、製造を行なっている国からは文句が出るだろうし。

「先に提供してもらえると思ったから、金を出したんだぞ！！」と。

どこかで折り合いをつけて、なんとかやっていくしか無いんだろうな。

なんか、難しい問題だね、、、

ワクチンが世界中に行き渡らない状況で、経済活動を行っていこうと考えると、ブラジル大統領の「軽い風邪にすぎない」という発言も、気持ちは解るような気がしてくるよ。

決して新型コロナウイルスを軽視しているわけではないんだろうなって。

それが正しいとは思わないけどさ。

新型コロナウイルスの確認から約２年。

各国でワクチンや治療薬の研究も進んでいるから、そんなに遠くない将来、途上国にもワクチンが行き渡るようになると信じてるよ。