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オリンピックもパラリンピックも表彰式でメダルの授与が行われるんだけど、その時に流れている曲が気になってさ。
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荘厳な雰囲気の曲が流れていますよね。
コーラスが入っていて、賛美歌のような感じも受けます。
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ちょっと調べて見ると、「佐藤直紀」さんが大会のために作曲した「Tokyo 2020 Victory Ceremony」という曲のようだ。
公式に公開されている「東京2020表彰式コンセプトムービー」で、曲を聴くことができる。
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表彰式の時に流れているので、曲の一部は知っていますが、通して聴いたのは初めてです。
聴いた印象は良いですが、全曲を通すと、あまり変化のない曲調で、面白味に欠けますね。
同じ旋律を繰り返すだけですし。
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公式サイトには作曲者「佐藤直紀」さんのインタビュー記事も掲載されていたよ。
それによると、あらゆる国の人に受け入れられるように、そして、表彰式の時の選手の気持ちを邪魔しないようにということを考えて作ったそうだよ。
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なるほど。
だから、あまり曲調の変化のない曲になっているんですね。
変化のあるドラマチックな曲調だと、曲が邪魔に感じますからね。
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インタビューを読むと、興味深いよね。
音楽以外にも、表彰式で使われる「表彰台」にも、こだわりがあるみたい。
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表彰台ですか??
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表彰台のデザインを行なったのは、オリンピック、パラリンピックのエンブレムをデザインした「野老朝雄」さん。
こちらもインタビュー記事が掲載されていたよ。
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このインタビューも興味深いですね。
表彰台もレガシーという考え方でデザインされたんですね。
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パラリンピックの表彰台は、車椅子などの選手のために、順位で段差を設けずに平坦にされてたりするんだけどね。
そうそう、表彰台は使い捨てプラスチックを利用して作られているんだけど、その様子がわかる「表彰台ができるまで」というメイキングムービーも公開されていたよ。
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メダルについては、携帯電話などの小型家電の金属が再利用されているんでしたね。
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そうだよ。
メダルについても、「メダルができるまで」という動画が公開されているよ。
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表彰式には、全然注目をしていなかったのですが、担当者は色々と考えていたのですね。
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パラリンピックのメダルも、よく見ると考えたデザインになっているのがわかるよ。
点字の記載や、「金」、「銀」、「銅」がわかるように側面に凹みが施されている。
このメダルをデザインしたのは「松本早紀子」さんだそうだ。
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それにしても、たくさんの動画やインタビュー記事が公開されていたんですね。
全然知りませんでした。
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表彰の時の「音楽」や「台」なんて、特に注目されるものではないからね。
もちろん、各競技会場の設営などにも、多くの人の考えが盛り込まれていたと思うよ。
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オリンピック、パラリンピック開催の裏には、「縁の下の力持ち」が、たくさんいたということですね。
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なんか、話が逸れたな。
今回の話題は、表彰式の曲が良い、という話題だったんだけど。
将来的に、この表彰式の曲が、国内の競技会で使われるようになるかもしれないね。
▼ 東京2020表彰式コンセプトムービー
→→ Tokyo 2020(動画)
▼ 東京2020表彰式楽曲 作曲家インタビュー 佐藤直紀さん(PDF)
▼ 表彰台デザイナーインタビュー 野老朝雄さん(PDF)
▼ 東京2020オリンピック・パラリンピック 表彰台メイキング映像
→→ Tokyo 2020(動画)
▼ 東京2020オリンピックメダルができるまで
→→ Tokyo 2020(動画)
▼ 東京2020パラリンピックメダルができるまで
→→ Tokyo 2020(動画)
▼ Tokyo 2020 Paralympic Games Medals
→→ Tokyo 2020(動画)