-
ロシアのウクライナ侵攻だけどさ、近々、ウクライナの大規模な反抗作戦が行われるとかいう噂も出てるね。
でも、その裏で、アフリカではスーダンの内戦が酷くなってるようだね。
-
そのようですね。
国軍と「RSF:即応支援部隊」との戦闘が激化していて、ここ1週間で300人以上の死者が出ているようです。
隣国の「チャド」へ避難する国民も増えているようです。
-
そもそも、「RSF:即応支援部隊」って何なんだ??
-
その名の通り、有事の際に、即、対応して戦闘を行う組織のことです。
スーダンは情勢不安定で、一部の軍によるクーデターなども懸念されていました。その際に、対抗手段として組織された部隊のようです。
-
ん??
ということは、国軍と、有事の際に国のために戦うための「RSF」が戦っているのか??
つまり、軍部がクーデターを起こしたってこと??
-
少し違います。
スーダンは、1990年頃から、「オマル・バシール」さんという方が長らく政権を担っていました。
ところが、2019年に軍のクーデターにより、失脚してしまいます。
-
ちょっと待て!!
「2019年」に軍のクーデターって、、、
その時、「RSF」は何をしてたんだ??
-
2019年のクーデターは、軍と「RSF」が連携して行なったんですよ。
クーデターの結果として、軍トップの「アブドゥルファッターフ・ブルハン」さんが政権を握り、「RSF」トップの「モハメド・ハムダン・ダガロ」さんが、ナンバー2になったんです。
でも、その後、2人は相容れず、対立してしまうことに、、、
そして、今回の内戦に至りました。
-
なるほどね。
要するに、一緒に手を組んでクーデターを行い、実権を手にしたけど、その後、仲違いしたってことか。
よくあるといえば、ある話だけど、国レベルで軍を掌握している者同士で行われると迷惑な話だ。
そういえば、この内戦に、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が関与しているという話題も出てきてるよね。
-
実際どうなのか判りません。
この戦闘の激化を受け、各国政府は現地にいる自国民を退避させるよう動き始めました。
日本政府も自衛隊機を派遣する予定です。
-
4月15日以降、戦闘が激しくなっているのですが、国連も、市民が脱出できるよう3日間72時間の停戦を求めています。
停戦が行われれば、その時に現地の日本人を退避させる計画で動いているようです。
-
今後、どうなるのかな??
-
戦闘が激化しているということは、当面、お互いに引く気は無さそうですので、長引きそうな気がしますね。
“戦闘激化”スーダン…なぜ現地に日本人が?
ANNnewsCH(2023年4月20日)
コメント