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今日は、「ブラックフライデー」ですね。
近年、「ブラックフライデー」という言葉が日本でも定着してきましたね。
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確かに、テレビやネットでのCMで、「ブラックフライデー」って盛んにアナウンスされているよね。
しかし、「ブラックフライデー」って、一体、何なんだ??
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「サンクスギヴィングの次の日」です。
日本では「感謝祭」とも言われている日の次の日です。
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は?? そう言われても解らないんだけど。
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1620年、イギリス南西部のプリマスから「メイフラワー号」にのって、新天地アメリカへ移民した人たちがいたんです。
到着後、彼らを待っていたのは、慣れない環境と厳しい冬でした。
その時に助けてくれたのが先住民である「ネイティブ・アメリカン」の人たちでした。
食べるも物にも困っていた一団に、食糧を分け与え、農作物の種を譲り作り方を教えたそうです。
その冬をなんとか乗り越え、迎えた翌年1621年の2回目の冬。
移民団は、先住民を招き、初めて収穫した食糧でお祝いの席を開き、感謝の意を表しました。
これが由来となり、アメリカをはじめ、多くの国で「11月第4木曜日」が「サンクスギヴィング:感謝祭」と呼ばれるようになりました。
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なるほど。
でもさ、その次の日が、なんで「ブラックフライデー」なの??
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「サンクスギヴィング:感謝祭」は、アメリカでは「祝日」なんですよ。
日付は木曜日なので、翌日の金曜日を休みにすると、、、土日と合わせて4連休になるわけです。
そのため、アメリカの多くの州では翌日の金曜も祝日にして4連休になるようにしています。
4連休になると、一般的に、商売をしているお店の売り上げも期待できます。
クリスマス、年末の前の時期ということも相まって、年末商戦という意味も込めて、この連休にセールを行うようになったんです。
年末の商品在庫一掃という側面もあり、多くの商品がセール価格で売られるようですよ。
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そうだったのか。
しかし、なんで「ブラック」なんだろうな。
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現在では、セールで「黒字になるから」と解釈されているようですが、元々は違ったようです。
買い物客が多く混雑することで忙しい1日「ブラックデー」になるという意味で、フィラデルフィアの警察が使ったのが最初のきっかけみたいです。
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うーん、アメリカでも「黒字」とか、「赤字」という言葉を使うんだな。
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そのようです。
黒字:in the black = in surplus
赤字:in the red = in deficit
このように表現されます。
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それが、近年日本でも広まっていってるんだな。
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外資系の企業が、ここ数年「ブラックフライデー」のセールを行い始めましたからね。
それが徐々に広まっているのでしょう。
日本では、これまで「歳末セール」、正月明けの「新春、初売りセール」が定着していましたので、その需要を先に食い潰しているだけという意見もあるようです。
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「Amazon」みたいな通信販売の大手がCMで「ブラックフライデー」のセールを宣伝しているからなぁ。
コロナ禍で、通信販売の売り上げも伸びていることから、今後「ブラックフライデー」が日本でも定着していくのかもな。
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様々なセールが行われることは、消費者にとっては、良い事だと思います。
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ウチも、チェックをして何か買ってみようかな。
「ブラックフライデー」って何なんだ??

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