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ポーランドの陸上女子やり投げ選手「Maria Andrejczyk:マリア・アンドレイチェク」さんが、東京オリンピックで獲得した「銀メダル」をオークションに出品したことが話題になってるね。
ポーランド人の子供の心臓手術費を工面するために、出品したそうだ。
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えっ!!
その少年は、身内の方でしょうか??
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特に繋がりはないようだ。
子供といっても、生後8ヶ月の赤ちゃんで、手術することでしか命を救う方法がないらしい。
自身も2018年に骨肉腫を患い、病気に苦しんだ経験があったため、この行動を起こしたんだろう。
彼女は、「メダルを競売にかけると決心するまで、あまり時間がかからなかった。部屋にメダルをかけておけばほこりが積もるだけだ。むしろ人の命を救うことに使われた方が価値がある」とコメントしている。
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素晴らしい方がいるんですね。心が温かくなります。
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どこかの、他人のメダルをかじっちゃう市長さんとは、考え方が違うね。
子供の手術に必要な金額は、約4200万。その半分は集まっていたけど、残りの目処が立っておらず、援助ということで出品したそうだ。
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それで、どうなったんでしょう??
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彼女の母国、ポーランドのコンビニを運営する会社「ジャプカ」が彼女の行動に感銘し落札。
「ジャプカ」は、「我が国の五輪選手の美しく気高い振る舞いに感動した」とコメントを出し、落札したメダルを彼女に返却すると共に、募金を支援する方針も明らかにしたそうだ。
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わぁ!! 企業も素晴らしいですね。
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これにより、資金面の問題がクリアでき、子供は無事に手術を受けることができるようになったそうだ。
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私だったら、絶対にできないことですよ。
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普通、そうだよね。
自分が努力して得たものだから、身内のことならともかく、他人の為に、、、とは、ウチには到底、考えられないよ。
そういえば、ちょっと前だけど、オリンピック中にベラルーシの選手がポーランドに亡命したという話があったよね。
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ありましたね。
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陸上のベラルーシ代表の「リスチナ・チマノウスカヤ」選手なんだけど、彼女も亡命後に自身のメダルをオークションに出品しててさ。
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えっ!! そうなんですか!!
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彼女の場合は、オリンピックのメダルではなく、2019年のヨーロッパ競技大会で獲得した「銀メダル」なんだけど、、、
「ベラルーシで自分の立場や意見によって苦しんできたアスリートを応援するために出品した」とのこと。
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東京オリンピックへ参加 → 他国へ亡命という形になってしまいましたが、本当は家族のいる母国に帰りたいのでしょうね。
「自身と同じような境遇のアスリートを出したくない」という気持ちから、出品したように思います。
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この亡命に対して、ベラルーシの「アレクサンドル・ルカシェンコ」大統領は、「何者かに操られていた」というコメントを出してたよ。
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何ですか、、、そのコメントは、、、
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本人もオリンピックに向けての出国の際には、亡命する気なんて、全然無かったんだろうけどね。
ともかく、こちらのオークションについては、アクセスが集中し、途中で中断されたらしい。
その後、どうなったのかは判らないけど、、、
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アスリートの方も、色々な考え方を持った人がいるんですね。
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今回のように、援助のために資金源に活用するというのも素晴らしいと思う。
でも、獲得したメダルを、同じ競技者や子供達に見せて、夢を持ってもらう、競技人口を増やすという行為も立派なことだよ。
だから、どれが一番良い使い方なのかは決められない。
獲得した本人が一番良いと思われる方法で使ってもらえば良いと思うな。
▼ 銀メダルをオークションへ!五輪陸上選手の思いやりに感動(PDF)
▼ 銀メダル出品した陸上選手に粋な救済 落札した地元企業が返却、子供の手術費も支援へ(PDF)
▼ 子供を手助けようと競売出品した東京五輪銀メダル、ポーランド企業が落札して選手に返却(PDF)
▼ 亡命希望選手にポーランドがビザ発給 五輪ベラルーシ代表
→→ FNNプライムオンライン(2021年8月3日)
▼ ベラルーシ選手 ポーランドに“亡命”も今後は?
→→ ANNnewsCH(2021年8月4日)
▼ チマノウスカヤ選手、メダルをオークションに出品
→→ TBS NEWS(2021年8月11日)
▼ 亡命選手「何者かに操られていた」 ベラルーシ大統領 自説展開
→→ FNNプライムオンライン(2021年8月10日)
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